2018年5月ウィーン旅行記の番外編です。
今回の旅では短い滞在ながらも音楽鑑賞・ドナウ川クルーズ・ウィーン観光の定番どころ・素敵ホテル滞在などなど、やりたいことこなしたいことてんこもりでクリアできたのですが、ちょっぴり心残りもあるんですよね。
それがカフェめぐり。
【ウィーンのカフェ文化】は、日本の【和食】同様、無形文化遺産として登録されているのですが、ウィーンの街は本当~にカフェだらけ!
朝早くから夜遅くまでやっているカフェが多く、朝イチで新聞を読みつつコーヒーをゆっくりいただいたり、朝食を楽しみそして朝からスイーツをペロリとしたり、もちろんランチもおやつも、そして夕食までしっかり…などなど、友人や同僚や家族と一緒に、もちろんひとりでも~などいろんな楽しみ方の出来るカフェで溢れていて、コーヒーも独特で多数のコーヒーメニューが展開されており、カフェが生活に根付いているのが伝わってきました。
なんといっても、『カフェ』と一言でいってもお茶や軽食にとどまらず、オーストリア料理の『ウィーナーシュニッツェル』『グラーシュ』『ターフェルシュピッツ』などがメニューに用意されているカフェも多くあるため、ウィーンの観光中の食事はカフェで完結することも可能なほど。
なのですが、限られた滞在日数と時間そして胃袋問題を抱え、結局今回は理想のカフェ訪問クリアとはならず。
初めてのウィーンだったってこともあり大定番のカフェしか伺えませんでした…。
もっともそれら定番をクリア出来ていなければそれはそれで大後悔だったと思われるため、今回はこれでよかったのですけどね。
そこで、来年のウィーン行きも決まったことだし(来年も同じ時期にオーストリア航空ウィーン直行便Cクラスの特典発券しました☆)、今年の余韻がまだ新鮮な状態のうちに来年のウィーン計画もすでに立ててしまったmoonbowが(暇人…笑)その中からカフェに限定し、備忘録を兼ねもしかしたらどなたかの参考になるかもかもかも…ということで記しておきたいと思います。
2018年ウィーン旅行で行ったカフェ
まずは今回のウィーン旅行・観光デー3日間の行動をまとめてみました。このうちブルーが飲食関係です。
1日目
- ウィーン市内~メルク~ヴァッハウ渓谷(ドナウ川)クルーズ
- Cafe Central でご飯
2日目
- DEMELでケーキ
- お土産などのお買い物
- ホーフブルク王宮
- 国立図書館プルンクザール
- アウグスティナー教会
- ペーター教会にてパイプオルガン無料コンサート
- アルベルティーナ美術館内カフェにてお茶
- アルベルティーナ美術館
- ビッツィンガーでソーセージ
- フォルクスオーパーにてオペレッタ『こうもり』鑑賞
3日目
- カフェ・ザッハーでケーキ
- シェーンブルン宮殿
- 美術史美術館内のカフェでお茶
- 美術史美術館
- 楽友協会にてウィーン・フィル
- カフェ・インペリアルで食事
- 国立歌劇場にてオペラ『椿姫』鑑賞
以上のうちカフェ・ツェントラル以外はすでに旅行記に登場済みなので、画像だけひとまとめにしてみました。
カフェ・インペリアルのポテトスープにインペリアルトルテ、カフェ・デメルとカフェ・ザッハーのザッハトルテ、美術史美術館内のカフェのアイスカフェ
カフェ・デメルについて
moonbow5.hatenablog.com
カフェ・ザッハーと美術史美術館のカフェ
moonbow5.hatenablog.com
カフェ・インペリアルはこちらにて
moonbow5.hatenablog.com
ウィーンのカフェのお作法?として
- 基本的に空いているお席へは勝手に着席してよい(混んでる場合・並んでる場合などは案内を待つ)※美術史美術館内のカフェにおいては、入り口にそのように(空いてるお席にご自由にお座りください~って)案内板まであった
- 担当ウェイターさんがひとりで最初から最後までつくので、途中別の方にお願いはしない
- お会計はテーブルで
- カフェに限らず、ウィーンでは多くのお店で要チップ
こんなくらいかな。
ウィーンのカフェの大定番 Cafe Central
旅行記に記しそびれたカフェ・ツェントラルは、観光初日のドナウ川クルーズからウィーン市内へと帰ってきた夕食で訪れました。
元はフェルステル宮殿と呼ばれた建物の一角がカフェ・ツェントラルなのですが、多くのカフェがあるウィーンでもとりわけ人気の高いカフェとのこと。ゆえに混んでいるとの情報を見かけたのでもうちょい早めに来られればよかったのだけど~と思いつつ訪れたのは18時前。
なんとか待ちナシで入れました。とはいっても、中はほぼ満席!
パラソルが開かれていたらもっと雰囲気出るかも♪
かつてこちらの常連だったという顔ぶれにはフロイトやカフカ、ヒトラーやレーニンなど名だたるメンバーが名を連ねていますが、中でも文豪ペーター・アルテンベルクというオーストリア人においては通い過ぎた結果、自分宛ての郵便の宛先をこのカフェの住所にしてしまったほどなんですって!
そんなかつての常連さんが、今ではお客としてではなくお店側として?出迎えてくれてるんです。
「ゆっくりしていきな♪」とでも言ってくれてる?笑
店内は満席状態だったためあまり写真が撮れず…。優雅で美しい柱にいくつものアーチからなる高い天井など、まさに宮殿のよう!
そうそう、17時~22時はピアノの生演奏もありますよ♪
わたしがオーダーしたのは、グラーシュ。ビーフシチューのようなものです。
メニュー名は、Rindsgulasch Wiener Art となっていました。
画像はイマイチに見えるかもしれませんが、お肉たっぷりで美味しかった~☆
なのですが、なんと3口目あたりから急激に胃が膨れ上がってしまって…。
よくよく考えると、この日は7時に朝食をいただいたあとはアイスカフェとアプリコットのネクターしか飲んでいなかったので胃がびっくりしちゃったんでしょうね。痛い…辛い…。
もう涙涙で頑張ってなんとか食べ終え、ホントはデザートにケーキもオーダーしたかったのに叶わず残念無念でした。
そのケーキ、事前にウィーンの各カフェのケーキ画像をいろいろ見ていた結果、こちらツェントラルのものがわたしが見た中では(ガイドブックに載っているようなお店の中では)一番美しいなあと感じました。
ウィーン菓子はそもそも見た目が美しいってタイプのお菓子ではないですが(それでももちろん好きです♪)、そんな中にあってツェントラルのものは少し洗練されてる感じ。
伝統的なウィーン菓子っていうのとは違ってくるのかもしれませんが(そんな中でも定番ケーキもありますが)、今回ケーキをいただけなかったのは本当に悔やまれるー。
ーと、自己嫌悪に陥りながら、街の散策も断念せざるを得なかった状況に涙しながら、ホテルへとヨロヨロしながらなんとかたどり着いたのでした…。
しかもこの日はリッツ・カールトンのクラブルーム泊だったので、クラブラウンジも寄りたかったのに…涙。
カフェ・ツェントラルの公式サイトはこちら~ Home - Café Central
メニューの記載もあるので予習にありがたいです!
営業時間
月~土 7:30~22:00 日 10:00~22:00
2019年に行きたいカフェ
今年の実績・来年の目標分がほぼ地図上におさまりました。
青色丸が今年行ったカフェ・赤色丸は来年目指すカフェです。今年も来年も~というカフェは二重丸に。
では来年予定しているカフェを挙げていきますね!
今年のウィーン旅行の計画を立てていた際カフェはどこに伺おうといろいろ調べていたところ、『ウィーンのカフェ○選』などに載っているカフェはすでに知っていたり予定していたりといったカフェばかりだったんですよね。
もちろんそれもありがたい情報なのだけど、それ以外の無数にあるカフェの中からだとじゃあどこがよいのかなあとなると、個別記事を隈なく探すしかなくって結構大変。
大変な中から探し当てる楽しみももちろんあるけども、そうそう時間のない方もいらっしゃいますよね?
ってことで、時間のあるわたしが(笑)いろいろ見た中から、来年はここに伺おうかなーと計画立てているカフェをご紹介してみます。
細かいことを言うと、当記事では【カフェ】とひとくくりにしているものの、カテゴリー的には【カフェ】と【コンディトライ】というお菓子やさん(デメルなど)とはまた別なのだろうなあと思いつつ、いっしょくたにしています…あしからず…。
L. Heiner K.u.K. Hofzuckerbäcker ハイナー
王室御用達のコンディトライ、ハイナー。
こちらは朝食に伺おうと思っています。
この可愛い3段朝食がお目当て♪
※公式サイトより
また、こちらはケーキの美味しさにも定評があるので、最終日の朝に伺う予定にしお菓子やヴィエノワズリーなどお買い物もして、お土産に持ち帰りたいと思っています。
あ、あと余談ですが、デメルもそうなのですが正式店名についている【k.u.k】。これは王室御用達というのを示しているそうです。
ハイナーのドイツ語店名の場合、【王室御用達菓子店ハイナー】ってことですね。
営業時間
月~土 8:30~19:30 日 10:00~19:30
Cafe Tirolerhof
カフェ・ティローラーホーフ。
こちらは、アプフェルシュトゥルーデル(アップルパイ)が美味しいとのこと!
かなり大きめのようなので、お腹の準備をバッチリして臨みたいところ。
アプフェルシュトゥルーデルには、バニラソースかホイップクリームが別添え(別料金)で選択できますが、どちらにしようか…。
こちらは立地もかなり便利だと思うので、観光途中に立ち寄りやすいと思います。
営業時間
月~土 7:00~22:00 日 9:30~20:00
Cafe Frauenhuber
カフェ・フラウエンフーバー。
ウィーンで最古のカフェで1824年開業だそうです。
建物としては14世紀からあるらしく、現カフェの前身だった高級レストランの時代にはモーツァルトやベートーヴェンが演奏したことがあるらしくって♪
こちらは食事が美味しいらしいので夕食にお邪魔します。時季に間に合えばホワイトアスパラをいただけたらなあと思っています。
営業時間
月~土 8:00~23:00 日 10:00~22:00
Cafe Diglas
カフェ・ディグラス。ピンクの外観が目印らしい。
※公式サイトより
こちらは日替わりランチが人気のようです。お得な価格設定に美味しいお料理とのこと♪
是非ともランチタイムを狙いたいと思います!
営業時間
月~土 8:00~22:30 日 9:00~22:00
その他~同じ系列のカフェも知っておこう!
このほかに、今回も伺った
- カフェ・インペリアル(ウィーナーシュニッツェルを!)
- カフェ・デメル (ザッハトルテ以外のもの)
- カフェ・ザッハー(こちらでも3段トレイの朝食を♪)
も予定しています。
あと、伺う余裕がないかな…などで計画には入れてないけれど、万が一余裕があれば!の次点(?)として2店ほど追加☆
1つ目はカフェ・シュペール
フロイトやエゴン・シーレなども常連だったという、伝統あるカフェ。
立地はいわゆる観光地ど真ん中ではないので観光途中に~というわけにはいかないけれど、ってことは観光客も少な目?ってことにもなるし、落ち着いた雰囲気なんじゃないかなと期待しちゃいます。
外観のイエローが素敵です♪
2つ目はカフェ・アマコード
地元の方々に人気があるようです。どちらかの記事で【ホワイトアスパラガスのリゾット】がとっても美味しいと拝見して、めちゃくちゃ気になっているところ♪
更に、余談かもしれませんが調べていた中で得た情報として、同じ系列のため同じケーキやお食事内容というカフェもあるみたいなので一応書いておきますね。
- カフェ・ラントマン
- カフェ・モーツァルト
- カフェ・ホーフブルク
- カフェ・ムゼウム
は、同系列とのこと。
旅行中たくさんあるカフェの中から限られたカフェしか訪れることが出来ないなら、同じメニューのお店が予めわかっていたらお店の選択に助かりますよね。
↓公式にも書いてあった!シェーンブルン宮殿内の【Cafe Residenz】とそのままの店名【ラントマン・パークカフェ】も系列のようですね。
同系列として計8店舗あるようです。
こちらの系列のカフェでのメニューはイラスト付きみたいなので、オーダーもしやすそうです。
以上です!!
カフェといってもウィーンでなら殆どのお店で朝食やスイーツ・お茶だけでなくお食事もしっかりといただけるので、ひとり旅ではレストランは敷居が高いものですがカフェならば使い勝手がよくてありがたいと思います。
もちろんまだまだ他にも気になるカフェはたくさん!
定番のゲルストナーやオーバーラーにも行けてないですし…。
記事を書きつつどんどん行きたいカフェも増えてきて笑。今回行ったところは後回しにしようかなあなどと思い始めてしまいました。
ウィーン行きの3度目以降があるなら、また他を(地元の方の通われているようなトコなども)攻めていきたいと思います。
その他にもおススメがあればおしえていただけたら嬉しいです~♪
2019年もカフェ巡りしてきました!~当記事内に記した計画はどこまで実行できたのでしょうか~?
【その他ウィーン旅行関連記事】