アラフィフ主婦、陸マイラーを目指す

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ザルツブルクでしか買えない元祖モーツァルトクーゲルの『Furst フュルスト』・絶景カフェレストラン『M32』【ザルツブルクのカフェとお買い物】


ウィーンから日帰りで訪れたザルツブルクではあまり観光はしてなくて、お山登り(ウンタースベルク山)と街歩きと高台からの眺め…それくらい。

moonbow5.hatenablog.com


それでも2店ほどカフェも楽しみ、そしてザルツブルクならでは~のお買い物も少ししてきましたのでご紹介いたします。

元祖モーツァルトクーゲルの『フュルスト』


ウィーン土産の目玉でもある『モーツァルトクーゲル(複数形でクーゲルン)・モーツァルト玉』をご存知でしょうか?
丸いチョコレート菓子でモーツァルトの描かれたアルミ紙に包まれているもの。

わたしはお土産含め買ったことはないのだけど(食べたことはある)、ウィーンの街を歩けば、いや街だけじゃなくても空港においてもどこででも目にするこのチョコ菓子、今まであまり食指が動かなかったもののザルツブルクに行くとなれば話は別♪


というのも、モーツァルトクーゲルの発祥はザルツブルク!
その元祖のものならきっと美味しいに違いないという直感が働いたので☆


ってことで、ザルツブルクでしか買えない(オンラインを除いて)Fürst フュルストへ寄ってみました。


モーツァルトクーゲルは1890年にフュルストが製造開始。そして1905年のパリ菓子博で1等を獲得しその後人気を博し広まったようです。

けれども特許を取らなかったため(製法についても名称についても)その後いくつもの会社が『モーツァルトクーゲル』を真似て名称もそのままに売り出す始末…そして今に至る。ってとこのようです。



ですが、そんな各社のモーツァルトクーゲルは丸い形やモーツァルトの絵柄といった見た目は同じようであっても、中身はそれぞれ異なる模様。
こんな具合でなかなかバリエーション豊富です。


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モーツァルトクーゲル - Wikipediaより


この画像を見ただけでもフュルストが好み♪1枚目の一番上のものがそう。



フュルストはザルツブルクに4店舗展開されています。

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Getreidegasse店
Ritzerbogen店
Alter Markt店


他に新市街のほうにMirabellplatz店が、ミラベルプラッツ沿いのミラベル庭園の向かいあたりにあります。


実は4店舗の全部に立ち寄ってみました(暇人?)。
③はカフェもあり一番大きなお店。また、小さ目店舗だけど対面でのお買い物なら②がお買い物しやすそうに思いました(商品を指差しするのに陳列がわかりやすいお店だったので)。


まずお味見のため、ザルツブルクに着いて最初にミラベルプラッツ店で2粒だけ買い(1粒1.40ユーロ)そしてお山(ウンタースベルク)でケーブルカー待ちの間に食べてみたところ美味しかったのでお土産に購入決定!


わたしが自分用に買ったものは、大きなモーツァルトクーゲル(直径10cmちょっと)の容器に10個入ったもの。19ユーロ。②で購入。



モーツァルトクーゲルからモーツァルトクーゲルンが生まれました笑



フュルストのモーツァルトクーゲルの構成としては、ピスタチオのマジパンにヘーゼルナッツのプラリネ(ヌガー)をかぶせ、そしてチョコでコーティング

フュルストのコーティングチョコはダークというのがわたし好みなんです♪プラリネも美味しい!



ところで、マジパンとはアーモンドプードルとお砂糖とを混ぜ合わせたもので、わかりやすく目にしやすいモノとしてはデコレーションケーキなんかの飾りがマジパン細工ですね。
好き嫌いが結構ありそうというか…わたしもそれほど得意ではありません。アーモンドもお砂糖も好きなのに不思議笑。


あと余談ですが、自宅でマジパンを使いたい場合は『マジパン』がペーストとして商品化されているのでてっとり早く導入できるみたい。その際にはアーモンドとお砂糖の割合が異なる2品【お菓子用にはマジパンローマッセ】【マジパン細工用にはマジパンペースト】という使い分けまで出来ちゃうようです。

マジパン食べるのは得意ではないけど、細工はしてみたいな~(粘土感覚でしょうかね?)。



他と違ってフュルストのクーゲルは完全手作業手作りのため、形も綺麗な真ん丸でないものもあるし大きさも均一ではありません。


こんなふうに1本ずつ串に刺して固め、串で空いた穴には最後にチョコで蓋をするんですね。よってフュルストのクーゲルには、でべそがあります♪


また各メーカーのモーツァルトクーゲルにおいても手作りか否かというのはアルミの包みで見分けがつくようになってるらしく、元祖フュルストのように手作りのものは銀色アルミに青モーツァルト・金色など他のお色のアルミに赤モーツァルトなど青以外のものは工場生産といった具合。


そういえば↑のウィキ画像にはないけど、ザルツブルクの新市街のほうにはハバクックhabakukといった銀アルミ青モーツァルトのお店も。
ウィキ画像2つ目のSchatz・3つ目のHolzermayrもザルツブルク旧市街にあるので、せっかくだから買ってみて食べ比べしたらよかったですよね…。


フュルストのモーツァルトクーゲル、甘いけど(深いコーヒーに合う♪)それにもっと美味しいチョコだってあると思うけど、なかなかハマってしまいました。


オンラインで購入できるので(オーストリア・ドイツの他EU内は宅配可とのこと)、ザルツブルクには行けなくても来年ヨーロッパへは行くのでオーダーしちゃおうかななどと思ってます。
5月末から9月末までの夏の間は不可のようです


www.original-mozartkugel.com


ザルツブルクの『ザルツ』とはお塩のこと・SALZBURG SALZで塩購入


モーツァルトクーゲルの他に購入したものは、お塩。

ザルツブルクのザルツは【塩】、ブルクは【砦】という意味ですが、塩を産出していたわけではなく(産出はもっと南の地域)塩の取引で発展してきたようです。
が、塩と関わりが深いことには変わりはないということで、お土産としても塩は定番のようです。


それならばと、せっかくなので旧市街にあるSALZBURG SALZで少しお買い物してきました。



プレーン単品がひとつ2.90ユーロ、3つセットのものはハーブ・ガーリック・プレーンのセットで9.50ユーロ
可愛くラッピングされてるのでちょっとしたお土産にも使えますね♪


他の商品として、バスソルトや塩を使用したチョコやキャンディなどの取り扱いも。

チョコレートは伊勢丹にも取扱いがあるらしく、日本語でそんな案内も書かれていましたよ。現地でだとやはりぐっとお得なようでした。


www.salzburg-salz.com


景色を楽しめる『M32』


ザルツブルクは、ウィーンほどではないにしてもそれでもカフェも目立ちます。
日帰りという時間の限られた状況でさてどこに行こうか…と悩みわたしが訪れたのはM32

メンヒスベルクの丘にあるカフェレストランM32は近代美術館の敷地内にあります。


高台にあるため近代美術館やカフェへは、この画像↓真ん中ピンクの建物から入りエレベーターを使用し一気にあがるか(ザルツブルクカードで無料)散策を兼ねて徒歩コースで時間をかけ上るかの二択が。
お天気よければ徒歩で楽しみたいかも♪今回はエレベーターで。


で、ピンクの建物に入り進むとそこはエレベーター乗り場でしかなく(ピンクの建物の奥へと進むともう岩山なわけなので、そこをくり抜いてエレベーターを設置してるってこと??とにかくちょっとイメージがつかない造りです)そして下から確認しづらかった上部へと一気に運んでもらうことでたどり着けます。




エレベーターで到着し、美術館よりも先にカフェのほうを目指したので案内の表示通りに進んでみたわたしは、カフェのテラス部分に到着。
テラス側から入店しました。


ラッキーなことにテラスに空席がありそのまま案内いただけましたが…その結果店内のお写真は1枚も撮っていません…なかなか個性的な面白い内装だったのに残念(退店時に通っただけだけど)。


通常はテラス無視で店内の端っこを好むわたしが『テラスが空いていてラッキー』といった理由はこちら。




このカフェのテラスの眺望は、街の中心周辺でならザルツブルク1と言えるほど?

ザルツブルクで高台といえばホーエンザルツブルク城が筆頭ですが、そこから眺めるとなるとお城は景色に入りませんもんね(当たり前)。
その点、メンヒスベルクのココからならホーエンザルツブルク城を含む旧市街もザルツァッハ川も一望でき、ちょっと目線をずらすと新市街のほうまで見渡せちゃいます。




もう少しお天気よければよかったのですが…。
またこの風景から想像するに、夜はまた違った素晴らしさに違いないと思います☆



こちらではちょっと遅めのお昼を。
美味しいという口コミを見て、クラブサンドイッチをオーダー。

ボリューム凄かった!


明細がないのでサイトで確認したところ、クラブサンドのチップ添えで17ユーロ・アップルジュース(だったかなあ…)4ユーロでした。


ここまでの半日でお山を含めかなり歩いたこともあり座ったことで疲労感がぐわーっと。
でも最高な景色と、寒かったはずが徐々に気温も上がり始めて心地よい風と、美味しいサンドで綺麗に完食!
ごちそうさまでした~。


カフェや美術館には寄らないけれど眺めだけ楽しみたい!というのも可能です。展望スペースだけ楽しむってのもアリ♪




m32.at


カフェ・モーツアルト


M32でサンドを食べたあとはフュルストのカフェでケーキをいただこうと計画していました。ーが、満席の大混雑。ならばケーキは持ち帰りでいいかなと思ったものの、ショーケースも空っぽに等しく…。


ザルツブルクを決してなめていたわけではありませんが、午後になると本当に街全体の賑わいがすごくって、朝は余裕で撮影できていたゲトライデカッセなどはもう人人人!!!

そんなゲトライデカッセは鉄製の看板でも有名なショッピング街ですが、本当にいちいち可愛かった!


ヴィトンもこんなだし

マクドナルドも

イソップもありました♪



本当に込み合っていて、二番手として考えていたSchatzもケーキがほとんどなくってしまっていて、もう疲れたよ…どこに入ろうかな~とウロウロした結果、なんだか大定番なのでは?とちょっと避けていたこちらへとお邪魔してきました。

Cafe Mozart カフェ・モーツァルト

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https://www.cafemozartsalzburg.at/enより


ウィーンのカフェ・モーツァルトとは名称が同じなだけで別運営だと思われます。

ゲトライデカッセ沿いにあるし、勝手にウィーンのほうのイメージをもって観光客だらけでめちゃくちゃ混んでるんだろうなあと恐る恐る階段をあがり店内に入ると、あら落ち着いてる♪


時間帯がよかったのかどうだかわからないけれどホっとして着席。
そしてオーダーしたのがこちら、サンデーです。

モーツァルトサンデー7.80ユーロ


おかしい…ケーキを食べるつもりだったのに笑。ウロウロ歩きすぎてちょっと暑くなってきてたんですよね。冷たいモノを欲してしまったみたいです。

立地もよいし店名からも混雑の匂いしかしませんでしたが落ち着いていて、隣の席の紳士は常連さんみたいだし、反対側の隣りはツアーの自由時間でいらしていた日本人のお姉さまお二人で、オーダーの質問された流れで話が弾んだり…と、たまたま入ったカフェだったのにとっても楽しく過ごせ大正解でした☆


また、こちらはランチやお食事関連もやはりウィーンの各カフェと比較するとぐっと抑え目な価格帯でしたよ。といいつつ、わたしのオーダーしたサンデーはそんな中割高感が。

更にチェックせずに伺ったからあとでわかったこととして、帰国後知ったこちらのアプフェルシュトゥルーデルがすごく美味しそうだったので食べたかったなあという悔いも残りました笑。



ザルツブルクまとめ


当記事冒頭の写真は新市街と旧市街との間に流れるザルツァッハ川に架かるマカルト橋からホーエンザルツブルク城を望んで。

橋には南京錠がびっしりと。これは恋人たちが永遠の愛を願ってしているものとのこと。
画的には色とりどりで映えるけれども、実際は管理(定期的に撤去したりもしてるもよう)も大変かもですよね。


とにかく、ここからの眺めのようにザルツブルクのどこからでもホーエンザルツブルク城は確認できます。ザルツブルクのシンボルともいえます。
そんなホーエンザルツブルク城はヨーロッパ最大の城壁。完成までに600年を要したとか。


メンヒスベルクの丘にあるM32へはエレベーターで上り下りできましたが、ホーエンザルツブルク城へはケーブルカーを利用します(ザルツブルクカードで無料)。
行列になっていることがほとんどらしく、でも列はさくさく進むので行列にギョっとしても並ばれて大丈夫だと思いますよ。



これがケーブル乗り場。看板わかりやすい上に可愛い~。


結構な傾斜をなかなかのスピードで一気にあがるので乗っている時間はごくごくわずか。



M32もホーエンザルツブルク城も同じメンヒスベルクの丘に位置しているので、時間が許せばこの二カ所間を徒歩で散策するというのもいつかの課題とし後にしました。


写真がないため詳細レポができないものの、圧巻のザルツブルク大聖堂も素晴らしかったし、ウィーン以上にコンパクトな街に見どころがギュっとあるので、観光しやすい素敵な街だなあという感想です。

そしてあまり旅行記で見かけないけど、ちょっぴり足を延ばしてウンタースベルク山へ行ったのも大正解だった!

日帰りでもザルツブルク遠足を組み込んだことで、ウィーンでのお楽しみとはまた別のワクワクを体験できました♪



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