12月のはじめ、2泊3日で京都に行ってきました。
京都って恐ろしい所ですよね(最大の褒め言葉です♪)。
寺社仏閣・京料理や各料理・喫茶店・コーヒー専門店・パン屋・和菓子・洋菓子屋・チョコレート専門店・雑貨・インテリア…など次から次へと挙がるほど各ジャンルに特化した見どころや専門店が、巡るのも大変なほどそれぞれ存在するんですよね。
前回京都を訪れた際は家族旅行だったので、いわゆる有名料亭にもお邪魔しましたが、今回はひとり+途中から友人も合流というお気楽旅だったので御馳走は追求せず、お気軽かつ気になる分野を攻めてみました。
ということで、京都旅の計画段階で気になるお店をピックアップしていった際、行きたいお店の中でカブったジャンル『わらび餅』をテーマに食べ比べて参りましたので、伺ったお店をご紹介したいと思います。
ぎおん徳屋
Twitterでよく見かけていたのがこちら。
パッと見何なのか判断できない、正体が不明であってもグっと引き込まれてしまって。
へーっコレわらび餅なんだ!皆さんが投稿されているのを見ては「いつか行きたいなあ~」と思っていたお店です。
少し前まで東京にも(原宿)店舗があったようですね…知らなかった。
羽田から伊丹に到着→リムジンバスで京都駅へ→宿泊先であるウェスティンの送迎バスでウェスティンへチェックインし、荷物を置いたらすぐに向かいました。
というのもこの時点で16時半。お店は18時までなので急いで向かいます!
到着時にはすっかり日も暮れて。
待つことなくすんなり入れました!
頂くメニューは決めていたので、メニューを見ることなくオーダーしちゃいました…。
よってメニューのお写真なし。
ちょっとズームして店内のメニューをパシャリ(ピンぼけ笑)。
メニューの下に飾ってある巾着は、どうやらお持ち帰り用のわらび餅のようです。入り口に【おもたせわらび餅 本日あと6個あります】となっていたのと、この数とが一致していたので笑
オーダーに迷いはナシ!
徳屋の本わらびもちをオーダーしました。
※お抹茶のくずもちとの盛り合わせというのが大本命ではありましたが、抹茶のほうは売り切れとなっていて…
国産の本わらび粉と和三盆とを練り合わせたわらび餅。
お花の形の取り皿を真ん中に左はきなこ、右側は黒蜜です。
「和三盆と練り合わせてますのでそのままでもお味がございますが、お好みできなことくろみつもどうぞ~」とのことでした。
白い部分は氷です。混ざりもののない本わらび粉使用のわらびもちは温度が高くなると溶けちゃうんですよね。
取り分けるのが難しく(伸びる~~~)、ひとりだとワーワー言えず寂しかった…。
でも本当にとろける食感!楽しく美味しくいただきました。
そのままだとわたしにはあまりにも上品だったので、きなこや黒蜜込みでいただいたほうが好みでした♪
ごちそうさまでした☆
お知らせ | ぎおん徳屋【公式】 わらびもち、和菓子、甘味処 こだわりぬいた味でおもてなしgion-tokuya.jp
定休日なし:営業は12時~18時
いただいたメニュー徳屋の本わらびもち 1,200円
茶寮 宝泉
お次は翌日、茶寮 宝泉へ。ここからは友達も一緒です♪
今回伺った4店の中で唯一街ブラの途中で~というわけにはいかないエリアで、わざわざ向かったお店。
Google mapに言われるままバスに乗りそして降り、そのときのバス停から徒歩数分でたどり着けました。
到着~雰囲気ありますね♪
暖簾をくぐり玄関までの風景です。素敵☆
日曜の15時半くらいに到着しましたが、うわっ結構な待ち人数です。20人はいないけど…それに近い感じ?
ですがお店側にしてみればなんてことない状況のようで、すぐに名前と人数を訊いてくれ、そしてメニューを渡され、お席に通される前にオーダーも済ませます。
というのも、オーダーがわらび餅であるならば、こちらのそれは出来上がるまでに15分要するとのこと。
お席に着いたのち、そう待たずに提供され素晴らしかったです!
居心地はいいものの、行列必至ゆえの気遣いからか?皆さんそう長居もされないんだと思います。思ったよりも早くお席に通され、そこからも素敵なお庭が堪能できました。
京都はこちらのようなお座敷のお店がやはり多いので、履物は脱ぎ履きしやすいモノでないとですよね。また今回歩きまくり必至だったので、ヒールなし・脱ぎ履き楽ちんなショートブーツで伺いました。
さて、友達もわたしも【わらび餅】をオーダー。お茶もいただけます。
う、美しい~♪
せっかくなのでアップでも。あまりにも黒々つやつやとしていたので、中にあんこが入ってるのかと思ってしまうほどでした。
かなりの上質さがうかがえる黒さ!
黒蜜も付いていますが、「まずはそのままでお味をお楽しみください」ということだったのでそのままいただきます!
うんうん!ほんのり甘味も感じられ、これはこのままで十分美味しい!
しっかりとした弾力という強・儚い口どけとの弱。その強弱が黒い艶やかな丸玉ひとつで楽しめるんですね♪
一口サイズに丸められているものが5つ、その艶やかさの映えるガラスの器にのせられていて視覚からもうっとりできました。
そして大切に味わいながらいただきました。もちろん黒蜜もかけつつ、そのままとの違いも楽しみながら堪能。
評判通りの、なかなかいただくことのできないホンモノわらび餅でした。ごちそうさまでした☆
営業は10時~16時45分 定休日:水・木曜日
いただいたメニューわらび餅 1,300円
サロン・ド・テ遊形
お次のこちらではもう大興奮~わらび餅から話が逸れてしまいそうですが、本当----に素敵なお店でした☆
サロン・ド・テ遊形、こちらは憧れの高級旅館『俵屋旅館』プロデュースのカフェです。
俵屋旅館に伺ったことはありませんが、レポは食い入るように見たことがあり(笑)、こだわりのインテリア(旅館ゆえの和はもちろん、各国の逸品との融合が溜息モノ)に釘付けになったものですが、その一部を宿泊せずとも垣間見ることのできる素敵空間です。
きちんと写真が撮れていればこのカフェだけでひとつの記事にしたかった…。
といいつつ家具や諸々の専門的な知識はないので、ただのミーハーなキャアキャアとした内容にしかならなかったであろうから、まあいっか笑。
気を取り直して、『わらび餅』で続けます!
こちらは『俵屋旅館』にほど近い場所にあり(というか横並びではないけど隣接)、周囲の日本家屋に溶け込むかたちで、でも白壁がパっと目を引く外観。
右手に見えている(傘の上)のがメニュー板。
アップしてみると一見ペーパーのように見えますよね。
店内に入ると、全13席という情報からは想像していなかった解放感!天井が高いー。
「お好きなお席へどうぞ」ということで、一番奥のお席へと。
わたしは「青い椅子がいいな♪」と、このフィン・ユールのブルーのチェアに腰かけました。
メニューは今回はもちろん『わらび餅』。
俵屋旅館の宿泊客にふるまわれているというわらび餅をいただけるなんてありがたやー。
煎茶とのセットにしました。写真ボケてますが、俵型の干菓子も付いています。和三盆の優しい美味しさでした。ほろほろ~。
こちらのわらび餅も、本わらび粉使用のちゃんと黒色をしております。黒蜜も一緒に練られている(のかな?表面だけではなかったような)のと表面にはきなこがすでにまぶしてあるため、出していただいたそのままでいただきます。
弾力がすごくて、それでいて口どけはちゅるんと。溶ける~。至福です。
ーと美味しくて感動したことに間違いはないのですが、この直前にホテルでいただいた朝食で胃袋満タン状態で、それがひどく悔やまれて!
く、苦しい…。
さて店内インテリアに戻って店内をぐるりと。ルイスポールセンPHのフロアライトもマッチ(コレは手に入れやすいですよね)。
天井のはジャンボサイズでした。モビールも吊るしてあったり、ああ素敵…。
とにかく、北欧ヴィンテージ家具が惜しげもなくしかもさりげなく配置されていて、そんなさりげなさはその他の小物も然り。
いろんな知識を心から欲した瞬間でした。素敵だけれどもその正体がわからぬもどかしさよ笑。
あと坪庭も!わたしはブルーのフィンユールに座り横に坪庭…でしたが、坪庭を正面に臨めるカウンター席もあり、そちらからも眺めたかった!
人気席なのかな?空いたと思ったら、入店された次のお客様はすかさずそちらのカウンター席を目指してました。
また、2軒隣には【ギャラリー遊形】といって、俵屋旅館のオリジナルアイテムなどのショップもあります。前回の京都旅ではこちらにも立ち寄りお買い物を楽しみましたが、今回は時間の関係で断念。
カフェで出していただいた俵型の干菓子もこちらで購入可能で、またカフェに配置されているクッションや器の一部なども販売されています。
俵屋旅館の頭文字【T】が施されたグッズ満載で(クッションも、カフェでお水を出されたグラスもそう)、何を隠そうわたくしmoonbowなどと言っておりますが本名はイニシャルTなので、ギャラリー遊形ではほしいモノ・購入し得るモノだらけなので寄らないほうがいいかも?笑
とにかく再訪決意!!こだわりぬかれたインテリアのお見本のようなカフェ、次はお腹の容量も準備万端にわらび餅と他のメニューもいただきたいです。
ごちそうさまでした!!
公式サイトは見つからず…。ギャラリー遊形のサイトにて一部情報アリ。
www.yukei.jp
営業は11時~18時 火曜日定休 ※2020年11月現在、カフェは営業自粛中とのこと…
いただいたメニュー俵屋のわらび餅 煎茶と 2,050円
月餅屋直正
最後に、お土産で持ち帰ったわらび餅です。
老舗和菓子やさん、テイクアウトのみのお店です。様々な和菓子が丁寧に作られ売られているようですが、やはりわらび餅が大人気のよう。
いろんな口コミを見ていると、売り切れの可能性も?それは困ります!笑
ってことで、予め電話をし友達のご家族分とともに予約しておきました。
お店の外観など何一つ撮っていませんが、住民の方に愛され続けている街の和菓子屋さんといった趣きで、店主(かな?)が作業されている姿も店内からすぐ見え、店頭には奥様(かな?)が立ってらっしゃるほのぼのとしたお店でした。
さて、名前を告げ受け取ります。
「出来るだけ斜めにしたりせずにまっすぐお持ち帰りくださいね」というふうなことを言われましたが(素直に従いました笑。大事に抱えて持ち帰ってきましたよ)、帰宅し開封してみてその理由はわかりました!
いざ実食!
ひとつがなかなかの大きさ重さです。
そしてなんだこりゃ?なふわふわ加減というかふるふる具合というか、まっすぐ持ち帰るように言われるはずだ!と納得のやわらかさ。どうやったらこんな柔らかいモノを成型できるんだろ…職人技ですね♪
もう綺麗に切るのは断念。一応断面を撮ってみましたが、それはそれは上品な甘さのこしあんがたーっぷり、そしてそれを黒いわらび餅が薄~くコーティング、仕上げが香ばしいきなこ!(お色が濃い)
うーんパーフェクト!!
今回いただいた他の3店のわらび餅と異なり、わたしは【わらび餅】といって身近なのがこのタイプ(こしあん+きなこ)なのと、ウチは夫婦でこの手のわらび餅が大好きなのもあって4個の購入じゃ足りませんでした…。
※ちなみに消費期限は翌日まで
次も持ち帰りたいと思います、もっとたくさん笑。ごちそうさまでした~♪
公式サイトは見つからず…。
営業は9時半~19時 木曜日定休
購入したものわらびもち4個入り 850円
※1個200円のようですが、箱代加算で3個入り650円・5個入り1,050円・6個入り1,250円…といった具合
わらび餅ひとつとっても、これが全てではない京都、ほんと恐るべし!
短い滞在中に食べ歩けたので、それぞれのお店の違いなんかもわかりやすかったかも。楽しくて美味しくて大満足でした。
旅の計画段階で行きたいトコがたくさんありすぎて困ったら、こうやってテーマで絞り込むのもいいかも?なんて思った今回の京都でした。
実は今回もうひとつのテーマもあって、京都なのに【チョコレート】。こちらも楽しめたのでまた記事にするかもしれませんー。